私が藍染と出会ったのは独立して2~3年経ったころ、知人の結婚パーティーで指先が青く染まった女の子に話しかけたことがきっかけでした。
話を聞くと藍染をして指が青く染まったとのことで、その時すでに藍染の服を作りたいと思っていた私は彼女にお願いをし、藍染の服づくりが始まりました。
私が出会った藍染は「インド藍の化学建て」といって、原料は植物ですが化学薬品を使用し比較的簡単に染めるという方法でした(それでも手間はかかります)。
NILTALの前身であるCAUACでは2019年までこの方法を採用していました。
そしてこの方法の問題点は、化学薬品を使用することと生地によっては洗濯や日光による褪色が激しいことです。
それを解決してくれるのが一番難しいといわれる「地獄建て」の藍染です。
地獄建ての藍染は灰汁とスクモのみで藍建てをし、少しづつ色を入れ天日干しをするという工程を何度も繰り返す気の遠くなるような方法です。
こうしてゆっくりと染められた藍染は洗濯や日光に非常に強く、発光しているように力強くやさしい色合いになります。
また、化学建てでは染まらないウールも染まり、強く綺麗な水色が出せるようにもなりました。
それは私が長年求めていた藍染そのものでした。
2023年、素晴らしい染師の佐々木さんと出会えたことでNILTALの服は実現しました。
佐々木亮輔さん
青森県弘前市に工房を構え日本古来の「地獄建て」という非常に貴重な方法で藍染を行う染師さんです。
instagram @ykks58
※地獄建て
木灰汁とスクモのみで藍建てをし、小麦のフスマと貝灰のみで染液を維持管理をする難易度の高い方法です。

・NILTALの前身「CAUACのこと」はこちら→〇
・環境問題についてはこちら→〇
NILTAL
KATSUKI KAZUMI
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